福岡県立城南高校同窓会/校章・名称使用 認証番号 №00002
第24回 講師:野村亜由美さん (20期生)キッチンと夫婦のあり方=男女ともに厨房に入るべし=
日 時 4月15日(火) 19時~
テーマ キッチンと夫婦のあり方=男女ともに厨房に入るべし=
講 師 野村 亜由美 (20期生) 一級建築士
<概要>
建築の専門家の視点と多くの事例から、近年の「キッチン」の様式や文化、家族とのコミュニケーションについて講義を頂きました。
キッチンは、日本では古くから「台所」といった文化があり、居間・リビングからは「隠す」場所であった。ところが時代の変化によって、欧米、特にヨーロッパのキッチン文化の基本的な考え方「見せる=魅せる」そして「コミュニケーションの場」という文化に日本も徐々に影響を受け、このような価値観が日本にも浸透してきたようです。
日本人のキッチンの好みは、主にイタリア製やドイツ製が好まれ、CUCINA(クチーナ)、bulthaup(ブルトハウプ)などのメーカーが知られている一方で、中国人や台湾人には主に日本製のキッチンが好まれているとのこと。
キッチン家電の機能向上と、キッチンスペースの確保という課題から、様々なキッチン家電が壁収納型に変化してきており、例えば「冷蔵庫」は外部からほぼ認識できず、壁面と一体化したデザインとなり、ドアのどの部分を押しても空気圧力で反応し開閉される仕組みであるものや、オーブンレンジの高さがひざ下あたりであったところ、腰高あたりの高さの壁面に収納されているものもあり、これらが注目されていることや、エスプレッソマシーンや真空パック機能をもつ家電も人気だという。
古くは「料理は女性、男子厨房に入るべからず」という価値観の時代から、近年は男性も好んで料理をする時代となり、夫(父)が料理をして妻や子供が食事を楽しむことや、夫婦で料理をする時間そのものを楽しむ、といった価値観に変わりつつあるようです。
「男女ともに厨房に入るべし」という視点は、単なる役割分担を超えた、暮らしの質や家族のつながりを育むきっかけとなる重要な考え方であると感じたことや、キッチンのあり方が夫婦家族とのコミュニケーションの奥行きや深さを創るポイントであることなど、キッチンを誰か一人の場所とせず、家族みんなの共有空間とすることで、自然と会話や協力が生まれ、より豊かな時間を過ごすことができるのではと感じました。
今回の講義からは、キッチンのあり方が夫婦や家族とのコミュニケーションに良い意味で多くの影響を及ぼすものであることを学びました。
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